快適な住まいへ

メンテナンスで家を長持ちさせよう

土地を買って、賃貸ではない自分の家を持つのは、とても大変なことです。だからこそ、長く大事に使いたいと思う人がほとんどでしょう。しかし、日本の住宅は、外国に比べて平均寿命が短いことをご存知でしょうか。

アメリカの住宅が55年、イギリスの住宅が77年の寿命を持つとされているのに対して、日本の住宅の平均寿命は30年と言われています。これには、日本の環境が関係しています。

日本は雨が多く、紫外線が強い高温多湿な環境です。シロアリが湧いたり、壁が傷んだりしやすい環境なので、家の寿命が短くなります。

とは言え、きちんとメンテナンスを行えば、30年以上、家に住み続けることができます。では、家を長持ちさせるためには、具体的にどうすれば良いでしょうか。特に定期的にリフォームするのが望ましい場所を、以下に挙げます。

外壁のメンテナンス

外壁は、およそ10年に1度の頻度で、メンテナンスを行う家庭が多いです。これは、外壁が劣化し始める時期が、家を建ててから10年ほど経過した頃だからだそうです。雨風や日光にさらされている場所なので、傷みやすく、メンテナンスは必須です。

外壁を長持ちさせるためには、1つ、外壁塗装を行う際に、耐久性が高く、耐用年数の長い塗料を選ぶことが必要です。塗料にはいくつか種類がありますが、その中でも「無機系塗料」「遮熱系塗料」「フッ素系塗料」が、耐久度が高く、また耐用年数も15~20年と長いです。

屋根のメンテナンス

屋根も、外壁同様、雨風と直射日光によってダメージを受けている箇所です。塗装の塗り直し、継ぎ目の捕集、ひび割れの修繕などを行う必要があります。

屋根のメンテナンス方法は、劣化具合によって3つに分けられます。

<塗装>
屋根の下地の傷みが少ない時に使われるメンテナンス方法です。外壁同様、塗装に使う塗料には、種類ごとに異なる耐用年数があります。一般住宅で主に利用されているのは、およそ8~15年の耐用年数も持つシリコン系塗料です。耐久性があり、光沢性、安定性に優れています。

<カバー工法>
屋根材の傷みが激しい時に行われるメンテナンス方法です。既存の屋根の上に、新しい屋根材をかぶせます。葺き替えよりも短い工期で工事を行うことができる・廃材が出ないので費用が安い・屋根の遮音性や断熱性が上がるなどのメリットがあります。

<葺き替え>
屋根材、下地共に一新する方法です。工事に日数はかかりますが、耐久性が大幅に上がります。屋根だけではなく、下地まで同時にメンテナンスできるので、家全体の長持ちに繋がります。

外壁も屋根も、修理やメンテナンスをせずに放置すると、ひび割れて雨や虫が侵入します。すると、なお劣化してしまうので、外壁や屋根の状態には常に気を配りましょう。

水まわりのメンテナンス

メンテナンスが必要なのは、家の外だけではありません。水を使用するバスルーム・洗面所・トイレ・キッチンは、定期的にリフォームを行うことで、ひび割れやつまりによる水漏れなどのトラブルを防ぎます。10年~20年程度の間隔で、リフォームを行いましょう。

水まわりに限らず、家の内部は、日頃から気を遣うことができる部分です。掃除を念入りに行うなどして、普段から綺麗な状態を保つことで、家は劣化しにくくなります。たとえば、関東付近に家をお持ちなら、K-macの水周りコーティングやフロアコーティングを行っておくと、掃除が簡単になり、住宅内部を綺麗に保ちやすくなります。